麻雀の符計算

麻雀の符計算のルール

麻雀の点数は2つの要素から算出します。
1つが【牌の組み合わせ】や【待ちの形】等から算出する符点の合計。そしてもう一つが手役の価値やドラ牌から算出する翻数の合計となります。麻雀の役については下記の記事より確認できます。

ここでは、麻雀の符点の合計を求める方法を詳しく見ていきたいと思います。

符点は4つの項目に分かれる

麻雀の点数計算に必要な符点は【副底(フーテイ)】【あがり方】【牌の組み合わせ】【待ちの形】の4種の符点を合計して、一の位を切り上げた値となります。

4種の符点
  1. 副底・・・和了すると必ず付く符点
  2. あがり方・・・ツモとメンゼンロンに付く符点
  3. 牌の組み合わせ・・・面子や雀頭に付く符点
  4. 待ちの形・・・愚形待ちに付く符点

具体的には以下のような感じです。

符点合計の求め方

A.副底・・・和了すると必ず付く符点

副底は読み方を(フーテイ)といい、和了すると必ず付く基本点で20符となります。

この「和了すると必ず付く・・・」という言葉に一切の例外は無く、リーチしようが、ダマテンで構えようが、鳴いていようが一切関係ありません。とりあえず和了すれば必ず20符が付きます。逆に言うと、符の最低点数は20符ということになります。

B.あがり方・・・ツモとメンゼンロンに付く符点

その名の通り上がり方に付く符点となります。「ツモあがり」の場合は2符、「ロンあがり」の場合は10符加算されます。ただし「ロンあがり」の場合はメンゼンである必要があります。

ツモ 2符
ツモ+副露 2符(ツモによる加符点は副露の影響を受けません。)
メンゼンロン 10符
ロン+副露 0符(副露した場合のロンあがりは加符点が付きません。)

C.牌の組み合わせ・・・面子や雀頭に付く符点

役牌が雀頭になった時や手牌に暗刻や明刻、又は暗槓や明槓ができた時に付く加符点でその種類によって2~32符の符点が付きます。

牌種 牌の組み合わせ 符点
役牌の雀頭 東対子80%發対子80%
※風牌が雀頭になる場合は、必ず役牌になっている必要があります。客風(おたかぜ)になっている場合、符点は付きません。
2符
中張牌の明刻 2ピンの刻子80% 2符
中張牌の暗刻
么九牌の明刻
4符
么九牌の暗刻
中張牌の明槓
1ピン刻子70%5ソウ槓子70% 8符
中張牌の暗槓
么九牌の明槓
3ワン槓子70%9ピン槓子70% 16符
么九牌の暗槓 西槓子70%中槓子70% 32符

D.待ちの形・・・愚形待ちに付く符点

待ちの形に付く加符点は、【ペンチャン待ち】【カンチャン待ち】【単騎待ち】と一般的に和了しにくいとされる待ちの形で和了すると付く符点で点数は2符となります。【両面待ち】【シャンポン待ち】の場合は0符となります。

待ちの形 牌姿 符点
両面 リャンメン待ち 0符
シャンポン シャンポン待ち 0符
カンチャン カンチャン待ち 2符
ペンチャン ペンチャン待ち 2符
単騎 単騎待ち 2符

麻雀の符計算のルール・まとめ

以上が麻雀の符計算を求めるルールとなります。まとめると以下の通りとなります。

符計算早見表
副底 どんな形でさえ和了すれば必ずつく符点 20符
あがり方 ツモ 2符
メンゼンロン 10符
面子の形 順子順子80% 0符
中張明刻2ピンの刻子80% 2符
么九明刻9ワン刻子80%・中張暗刻2ソウ刻子80% 4符
么九暗刻1ピン刻子70%・中張明槓5ソウ槓子70% 8符
么九明槓9ピン槓子70%・中張暗槓3ワン槓子70% 16符
么九暗槓西槓子70%中槓子70% 32符
雀頭 役牌發対子80%東対子80%※客風の場合は0符 2符
待ちの形 両面リャンメン待ち80%・双碰シャンポン待ち80% 0符
辺張ペンチャン待ち80%・嵌張カンチャン待ち80%・単騎単騎待ち80% 2符
符点の例外 ピンヅモ 一律20符 七対子 一律25符
ただし、表の一番下の項目に記載していますが、「符点の例外」というものがいくつか存在します。次のページには符点の例外について詳しく確認していきたいと思います。