人任せにできない麻雀の点数計算
「麻雀の点数計算を覚えたら初心者脱出!?」には疑問符がつきますが、ネット麻雀が普及した昨今、麻雀は打てるのに点数計算ができない上・中級者のプレイヤーの人が増えたように感じます。
点数計算を素早くできる人は、麻雀のルールや役などの仕組みをきっちりわかっている人です。点数計算をマスターしていれば、麻雀初心者であっても限りなく中級者に近い初心者と言えます。
麻雀の役と飜数を覚えたら、次は点数計算について覚えていきましょう。役をまだ覚えきれていない方は、点数計算の前に麻雀の役を覚えましょう。
上がりの価値を決める役の一覧です。初心者はまず出現頻度の高い一飜の役と二飜の役だけをきっちり覚えるようにしましょう。
点数計算ができることのメリット
麻雀で点数計算がマスターできていると、接戦に強くなります。麻雀は4人がトップを目指して点数の授受を繰り返してきます。長く麻雀をしていると、「後10符あれば、順位が変動する」なんて場面に多々遭遇します。ここで点数計算が事前にできれば麻雀の戦略が大きく変わってきます。
例えば、「このままだと2位で半荘が終了してしまうから、カンをして符点を伸ばそう・・・」とか、「後1000点あればトップで半荘を終えれるから、高得点は無視してとにかく牌効率重視で最短で和了を目指そう」だとか点数計算ができることで打ち筋を変化させることができるようになります。
また、麻雀は4人共がプレイヤーであると同時に4人全員が審判でもあります。リアル麻雀で点数計算ができないと、仮に他家が点数計算を間違っていても指摘することができず、本来多く貰えるはずの点数が少なくなったり、支払い点数が本来より多くなったりと成績に影響が出る場合があります。
こういったトラブルを避けるためにも点数計算は人任せにしないで、自身でできるようにしておきましょう。
2種類の点数算出方法
麻雀の点数計算は【符と飜を公式に当てはめる】方法と【基準となる符点を覚えて暗記する】方法の2種がありますが、前者で点数を求める人は基本的にいません。はやりスマートにゲームを進めていこうとすると【基準となる符点を覚えて暗記する】方法一択となります。
点数表を丸暗記!!となると覚える気がなくなりますが、覚えるにはいくつかのコツがあり、慣れればそれほど難しくないので、【基準となる符点を覚えて暗記する】方法で点数が出せるようにしていきましょう。
次の記事では麻雀の点数を割り出すための符計算について詳しく見ていきます。
符計算無しの簡易点数表
・・・・とその前にプレイヤー全員が点数計算できない場合に活用できる簡易点数表を下記に記載しておきます。正式なルールではありませんが、仲間内で楽しむだけなら下記の点数表でも問題なくゲームを進行できると思います。もしよければ参考にしてみてください。
項目 | 子 | 親 | ||
---|---|---|---|---|
翻数 | ロンあがり | ツモあがり | ロンあがり | ツモあがり |
1飜 | 1000 | 300/500 | 1500 | 500オール |
2飜 | 2000 | 500/1000 | 3000 | 1000オール |
3飜 | 4000 | 1000/2000 | 6000 | 2000オール |
4-5飜 満貫 |
8000 | 2000/4000 | 12000 | 4000オール |
6-7飜 跳満 |
12000 | 3000/6000 | 18000 | 6000オール |
8-10飜 倍満 |
16000 | 4000/8000 | 24000 | 8000オール |
11-12飜 三倍満 |
24000 | 6000/12000 | 36000 | 12000オール |
13飜以上 役満 |
32000 | 8000/16000 | 48000 | 16000オール |