「待ち」の種類を確認

麻雀の待ちの種類は5種

麻雀の待ちの形は特殊役の除けば全部で5種類。もしくはこれら5種の複合形となります。和了牌を読む前に超基本的な部分になるので、麻雀の待ちの形を予習しておきましょう。

麻雀の5種類の待ちの形
  1. (両面)リャンメン待ち
  2. (嵌張)カンチャン待ち
  3. (辺張)ペンチャン待ち
  4. (双碰)シャンポン待ち
  5. (単騎)タンキ待ち

ではそれぞれの待ちの形を確認していきたいと思います。

1)(両面)リャンメン待ち

リャンメン待ちは以下の牌姿のように順子の両端の数牌で構える待ちの形となります。

リャンメン待ち

待ち牌は、36ピン。待ち牌の最大数は2種×4枚で合計8枚となり、5種の待ちの形の中で最も待ち牌が多い待ちとなります。

2)(嵌張)カンチャン待ち

カンチャン待ちは以下の牌姿のように順子の真ん中の数牌で構える待ちの形となります。

カンチャン待ち

待ち牌は、5ピン待ち牌の最大数は1種×4枚で合計4枚となります。有効牌をツモれば一手でカンチャン待ちからリャンメン待ちへの変化が期待できる待ちでもあります。

3)(辺張)ペンチャン待ち

ペンチャンン待ちは以下の牌姿のように順子の片端の数牌のみで構える待ちの形となります。

ペンチャン待ち

待ち牌は、3ピン待ち牌の最大数は1種×4枚で合計4枚となります。待ち牌の最大数はカンチャン待ちと同じ4枚ですが、カンチャン待ちとは違い良型のリャンメン待ちに切り替えようとすると、最低でも2回以上のツモが必要となる為、カンチャン待ちより愚形と言えます。

4)(双碰)シャンポン待ち

シャンポン待ちは以下の牌姿のように、どちらかが雀頭となり、どちらかが刻子になる待ちの形となります。

シャンポン待ち

待ち牌は、2ピン7ピン。待ち牌の最大数は2種×2枚で合計4枚となります。中張牌が絡むシャンポン待ちであればカンチャン待ち同様に有効牌が1枚入るとシャンポン待ちからリャンメン待ちに切り替えることが可能です。

5)(単騎)タンキ待ち

単騎待ちは以下の牌姿のように4面子完成した状態で雀頭で構える待ちの形となります。

単騎待ち

待ち牌は、8ピン。待ち牌の最大数は1種×3枚で合計3枚となります。また単騎待は牌姿や場の状況によって【ノベタン】【裸単騎】【地獄単騎】と3つの呼び方があります。

ノベタン

ノベタンは連なる4つの数牌の両側が単騎待ちになっている状態で単騎待ちの複合タイプとも言えます。

ノベタン待ち

待ち牌は、25ピンの単騎待ち。待ち牌の最大数は2種×3枚で合計6枚となります。

裸単騎

裸単騎は4面子1雀頭のうち4つ全ての面子を副露によって晒した状態の単騎待ちとなります。

裸単騎

他家に手役が丸見えになってしまう他、打牌できる牌が2種しかないため、極端に守りが弱い牌姿となってしまいます。役満である四槓子は4つの槓子が必要な役となるため、必ずテンパイの形が裸単騎となってしまいます。

四槓子

地獄単騎

地獄単騎は自身の手牌にある単騎待ちの牌を含めて、副露・ドラ表示・河などに合計3枚の待ち牌が見えている状態のことで、逆にいうと見えていない待ち牌がたった1枚しかないことが分かっている状態のことを指します。

字牌で地獄単騎状態になると、他家にとって(国士無双除くと)手役としての利用価値が無いため切り出されやすくなります。逆に数牌での地獄単騎になると他家が順子とし待ち牌を利用している可能性があるため和了率は下がります。

字牌であれ数牌であれ、地獄単騎の最後の1枚が王牌に入っていると和了することができないことになります。

複合待ち

麻雀の基本の待ち【リャンメン】【カンチャン】【ペチャン】【シャンポン】【単騎】を覚えたらこれらの複合待ちにも少しずつ慣れていきましょう。初めはややこしいと思いますが、慣れると牌姿をみるだけですぐに分かるようになります。

複合待ちに慣れてくると、ホンイツ・清一色等の多面待ちもすぐにわかるようになってきます。

リャンメン待ちの複合

連なる5種の数牌ができることでリャンメンの複合である3面張ができます。牌姿での待ちは、258ワンで待ち牌の最大数は11枚となっています。

リャンメン待ちとシャンポン待ちの複合

一見すると47ワンのリャンメン待ちですが、4ワンを対子として見ると、4ワン9ソウのシャンポン待ちが見えてきます。

リャンメン待ちとリャンメン待ちの複合

5ワンの暗刻があるので混乱しがちですが、5ワンを対子として抜き出すと、258ワン待ちが見えてきます。

リャンメン待ちとノベタン待ちの複合

まずは素直に5ワンを対子として抜き出すと、25ワンが、そして345ワンを抜き出すと58ワンのノベタン待ちが見えていきます。

リャンメン待ちと単騎待ちの複合

まずは、3ワンを雀頭とすることで、47ワンの待ちが見てきます。次に、3ワンを暗刻としてみると、5ワンの単騎待ちに気づくことができると思います。

カンチャン待ち+単騎待ち

牌姿全体を眺めると、4ワンの雀頭(単騎)待ちがあることに気づけると思います。次に2ワン6ワンを雀頭としてみると、カンチャン待ちの3ワン5ワンが見えてきます。

まとめ-「待ち」の種類

今回は、麻雀の待ちの種類を紹介させていただきました。他家の和了牌を読むには待ちの形を知ることがとても重要です。基本の5種の待ちはまとめると以下の通りです。

待ちの種類と待ち牌の枚数
リャンメン待ち 80%リャンメン待ち 8枚
カンチャン待ち 80%カンチャン待ち 4枚
ペンチャン待ち 80%ペンチャン待ち 4枚
シャンポン待ち 80%シャンポン待ち 4枚
単騎待ち 80%単騎待ち 3枚
複合系の待ちを瞬時に判断するのは難しいので、とりあえず基本の5種をきっちりと覚えていきましょう。