対象者の打牌、間4軒になっていませんか?
前回の記事では序盤・中盤に切られた牌のすぐ隣の牌、つまり裏スジは対象者の危険牌になりうる可能性があることを紹介させていただきました。
「裏スジ」から危険牌を読む リアル麻雀をしていると「裏スジは危険」、特に「序盤・中盤に打牌された牌の裏スジは危 …
具体的に間4軒とはどういうものなのか?結論を先にいっておくと、裏スジが2つ重なるスジのことを間4軒といいます。まずは裏スジについてのおさらいから。
裏スジはこのように、打牌された牌のすぐ隣のスジの事で、仕組みとして序盤・中盤に切られた牌の裏スジが対象者の和了牌になるケースがすくなからずあります。ここでもう一度裏スジの一覧を眺めていただきたいのですが、よく見ると裏スジが重なるスジが4つあることに気づけると思います。
まとめると以下のようになります。
理屈としては、「ただでさえ他家の和了牌になる可能性ががある裏スジ。それが二つも重なっていればさらに危険度はUPする。」ということになります。
間4軒ができるまで
間4軒ができるまでの例を簡単に紹介しておきます。
上記のような牌姿にを引いた場合、牌効率の悪い老頭牌であるを打牌。次にのいずれかをツモってくれば、ピンズで2面子が完成します。そして1枚浮いている牌はとなるため、を打牌。
河には、とが並び間4軒であるが危険牌となるわけです。
間4軒ができるタイミングは裏スジの時同様に局中盤あたりになりますが、裏スジと違い基準となる牌が2種必要になってくるめ、裏スジよりも局中盤、もしくは局の終盤に差し掛かったあたりで間4軒はできやすいと言えます。
まとめ―間4軒は「裏すじ」よりさらに危険
間4軒は裏スジが2つ重なっている分、裏スジよりも危険なスジとなります。ただし、裏スジの時と同様に必ずしも間4軒が他家の和了牌になっているわけではありません。
裏スジの時同様に対象者がリャンメン待ちで構えていなければ、間4軒の読みは無意味なりますし、もともと面子が完成している状態で不要牌を打牌しているとたまたま間4軒ができてしまう場合もあります。
対象者の特定の打牌(間4軒)だけを見るのではなく、その場全体を見渡し、他家の安全牌や危険牌を予測していきましょう。